委員長 桑原 浩高
安倍内閣が提唱する地方創生が加速する一方、消滅可能性都市とさえ呼ばれる地域が各地に存在します。地方が国から自立し、地域資源を活かし差別化を明確に打ち出せる地域は、人が人を呼ぶ好循環を生む地域再興が進むはずです。今後、生き残りをかけた地域間競争が激化する中、我が地域に未だ眠っている地域資源の可能性を最大限発揮するべく、先人の描いた雪国の可能性を探究するとともに、発展的な運動を邁進する必要があります。
まずは、この地域の生き残りを懸けて地域資源を掘り起こし、他地域との差別化を図るため既存施設を利用して「雪」を活かしたアクティビティや雪国でしかできない体験を行い、掘り起こしにより再認識した地域資源に新たな発想を加え、この地域には未だなかったアクティビティへと発展させます。それを既存施設へ提案することにより、多額の先行投資と時間を浪費することなく、今ある観光資源をより有効に活用することができるリノベーション型のまちづくりとなります。これは自然環境や、まちの財政負担も軽減しつつ、経済効果が期待し得る魅力あるまちへ繋がります。そして、この地域資源の可能性を最大限発揮するために「雪国市構想」に再び着目し、過去からまちづくりを学びます。これは創立当時、雪国青年会議所の先輩諸賢が想い描いたまちづくり構想で、この地域が生き残り、明るい豊かな社会を築くために南魚4町が合併し雪国市となり、その雪国市を中心として都市化を展開していくというものでした。創始の想いを学び、現在の社会情勢を踏まえた中で雪国市と今一度向き合い、未来に生き残れる地域へと繋げる運動を推進します。
地域資源を活かしたまちづくりにより、雪国ならではの新しい価値を創造し、雪国市の設立という壮大な夢に邁進し続ける我が地域は、全国、世界中から人を惹きつけ、人々が集う活気ある地域を創造し、魅力あるまちへと発展を遂げ、輝く地域を実現して参ります。