委員長 富所 正樹
可能性に満ち溢れた子ども達は広い視野で将来を見据え、地域の未来を担っていく大人へと成長することに期待が持たれています。一方で、失敗や後悔をネガティブに捉えてしまい、限りない可能性を見出せずに夢を抱けない傾向や、自尊心の低下という課題もあります。失敗に捉われず果敢に挑戦し、夢に向かって邁進する子ども達の育成には、自身の可能性を信じ、夢がもたらす無類の力と自律的な行動によって得る信頼が必要と考えます。
まずは、子ども達に自尊心を高めてもらうために、将来の夢や可能性と向き合う機会を創出し、自分の可能性に自信を持つことで自らの価値や存在意義を認識し、失敗や後悔に捉われない積極的な行動へ変化します。そして、成長を見守る大人達が子ども達の明るい未来への先導者となるために、日頃の姿勢や言動を見つめ直し、子ども達の将来に対して真摯に向き合うことで子ども達が夢を育む環境が豊かになり、青少年育成の一助になります。さらに、子ども達のあらゆる可能性と夢を抱くきっかけを創出するために、過去に築き上げた事業を時代に即した形で継承し、体験を通して新たな可能性や魅力を生み出すことで視野を広げ、地域を担う子ども達は夢に向かって力強く邁進します。また、協調性や他を敬う道徳心を学んでもらうために、仲間と交流する中で苦楽を共有し、切磋琢磨することで、仲間意識や相手に敬意を持つ必要性を学びます。そして、健やかな心と芯の強い心を育むためにも、家族からの信頼や愛情を感じることで、関わり合う全ての人に感謝の気持ちを持ち、夢に向かい覚悟を持って挑戦できるたくましい青少年へと成長を遂げます。
培った経験は必ず成長の糧となり定まった行動へと変化したとき、自信と可能性に満ち溢れた子ども達の夢は開花します。夢の力が子ども達を明るい豊かな未来へ導き、大きな可能性をもたらしてくれると確信して、子ども達が夢を抱ける「ゆきぐに」を実現します。