【中越地震の記憶と教訓を次世代へ】
2025年10月19日(日)、南魚沼市民会館にて「防災フェスタ2025」を開催いたしました。中越地震の記憶と教訓を次世代へ伝え、家族みんなで楽しく学べる防災イベントとして、613名の皆様にご来場いただきました。
当日は雨が降ることなく、秋空のなか10時の開場と同時に多くの家族連れが会場を訪れました。
参加者の約94%が家族連れ(子供を含む)で、特に30代・40代の子育て世代が中心となり、次世代への防災教育という本イベントの目的に沿った構成となりました。
【12の防災体験ブースで学ぶ「もしもの備え」】
会場では12の防災体験ブースを設置し、参加者がスタンプラリー形式で楽しみながら防災知識を深められる工夫をしました。
〜体験ブースの内容〜
《防災意識啓発・学習系》
防災意識啓発動画（雪国青年会議所）：
小学生のいる家庭を舞台に、家庭でできる防災対策を学べる動画視聴
ハザードマップ学習体験（南魚沼市・湯沢町）：
災害時を想定して作成されているハザードマップについて学習
防災○×クイズ（愛 南魚沼みらい塾）：
高校生企画の防災クイズで楽しみながら防災知識を習得
防災対策紹介（南魚沼防災活動センター）：
家族向け防災セミナーを実施
《実践体験系》
避難所生活体験（湯沢町・湯沢町社会福祉協議会）：
ダンボールベッド組み立て、簡易トイレ制作、限られた空間での快適な過ごし方を体験
救急講習（南魚沼市消防署）：
心肺蘇生の方法や119番通報の正しい方法を学習
濃煙体験（南魚沼市消防署）：
災害時の避難方法を実践的に学習
高所作業車の乗車体験（東北電力ネットワーク）：
災害時に活躍する車両について学習
消防車・救急車の乗車体験（南魚沼市消防署）：
子どもたちに大人気の車両体験
《日常の備え系》
防災リュック体験（南魚沼市社会福祉協議会）：
最低限必要なものを楽しく学習
防災食体験（ホリカフーズ）：
災害時の栄養バランスを考えた食事の重要性、家庭での備蓄食品の選び方と保存方法を紹介
防災食やグッズ制作（愛 南魚沼みらい塾）：
高校生企画の防災クイズ、楽しみながら防災知識をクイズ形式で紹介
各ブースでは、外部協力団体の皆様にご協力いただき、実践的で分かりやすい体験プログラムを提供することができました。
【災害ボランティアセンターとの連携】
南魚沼市社会福祉協議会と湯沢町社会福祉協議会のご協力により、防災リュック体験や避難所生活体験などを実施。中越地震や東日本大震災での経験を活かした実践的な内容となりました。
【防災キッチンカーで学ぶ「食」の大切さ】
会場では、ラーメン居酒屋 源、魚沼餃子、CoCo壱番屋の3台のキッチンカーが出店。11時から16時まで営業し、災害時の栄養バランスを考えた食事の重要性を学ぶ機会となりました。
【豪華景品が当たる大抽選会】
市民会館出入口前にて、スタンプラリーで集めたビンゴカードを使った大抽選会を随時開催。防災グッズなど豪華景品が用意され、大いに盛り上がりました。抽選会を通じて、楽しみながら防災グッズへの関心を高めていただくことができました。
【災害に強い地域コミュニティを目指して】
今回の防災フェスタを通じて、ご家族で「もしもの備え」について考えていただく機会を提供できたことを嬉しく思います。
楽しみながら学ぶ防災体験、そして地域の皆様との交流を通じて、災害に強いコミュニティづくりの第一歩となったのではないでしょうか。
当日は西入間青年会議所のみなさんがお手伝いでお越しいただきました。遠方からありがとうございました。
夜の懇親会では、魚沼青年会議所の佐藤理事長にお越しいただきました。ありがとうございました。
改めまして、ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた関係団体の皆様に心より感謝申し上げます。
